例えばドアや襖に傷をつけたり穴を開けてしまった、経年による劣化でドアがしっかり閉まらない、スムーズに開閉できない、そういった場合に建具の修理、調整、取り替えを行います。
建具に不具合が見つかった場合、そのままにしておくと他の正常な箇所にまで影響が出る場合もあるので、なるべく早めに依頼を修理しましょう。
また、修理を依頼する場合、今より機能性のある建具に取り替えるタイミングである事も覚えておきましょう。
一般的に建具には、木製ドア、ガラス扉、障子、襖と様々な種類があります。
主にドアや扉の素材には、無垢材や樹脂シートが使用されます。
また開閉できるタイプの建具には、開き戸・引き戸・折れ戸の3種類に分かれます。
取付を考えているお部屋の用途や、開閉に伴う使用感や使い勝手を考慮して、取付ける場所に最も適したタイプの開閉タイプ、素材を選ぶようにしましょう。
開き戸タイプが最も多く使用されるのは洋室です。
また、開き戸の中でも片開き、両開きといくつか種類があります。
取付けを検討する際には内開きか外開きか、右側か左側かどちらに蝶番がくるかなど、使い勝手をじっくり考えましょう。
引き戸も近年では和室、洋室問わずに使用されるようになってきました。
引き戸は比較的、開閉のための動作が容易なので、高齢者が介護が必要な方がいらっしゃるお部屋に適しています。
また、引き戸は空間を仕切ったりするために使用される事も多いです。
折れ戸は開閉スペースが少なく空間を効率的に使えるので、トイレや洗面所、クローゼットなどに取付けられることが多いです。
種類も豊富で、換気や通気に優れているものや、防音機能が付いているものもあり、取付箇所や自分のライフスタイルに応じて最も適したモノを取り付けましょう。
「破れた障子を補修する」、そういった簡単な補修は自分でも修理することができますが、ドアの開閉がスムーズに動かなかったりする場合は、自分で何とかしようとせず早めに専門業者に依頼しましょう。
実際に専門業者に調べてもらい、修理で済むのか取り替えになるかを判断してもらいましょう。
修理の場合は、具体的にどのように修理をするのかその方法、修理作業を行なって不具合がどの程度まで回復するのかを業者に尋ねて確認しておきましょう。
そうすることで、万が一また同じ不具合が現れた場合でも、まずは自分で対応することができるようになります。
修理ではなく建具を取り替え、新たに取付ける場合は、使用する場所に適した開閉方法や機能、デザインを業者と一緒にじっくり熟考しましょう。
思いつきで適当に選んでしまっては、開閉の方向が使いにくかったり、デザインがイマイチ合っていないという事態にもなりかねません。
せっかく新しい建具に交換するのですから、更に使い勝手やデザイン性が向上するようにしましょう。