建具に不具合が発生した際、修理や取り付けを専門業者に依頼せず自分で行おうとする方もいらっしゃるではないでしょうか。
たしかに軽度な不具合であれば、手先が器用な方であればご自身で直せる場合もあります。
しかし、どこまでが自分で修理・取り付けが可能で、どこからが自分では不可能かの境界線はわからないのではないかと思います。
現在、建具の修理や取り付けを検討中で、「業者に依頼するべきか自分で行うか悩んでいる」という方も人もいらっしゃると思いますので、ここでは建具の修理と取り付けを業者に依頼するタイミングの目安をご紹介します。
修理をご検討中の場合、以下の項目に当てはまる場合は自分で修理しようとせず、ご依頼ください。
・不具合の原因が何なのかわからない
・修理に必要な部品が店頭で見つからない
・自分で修理してみたが何度も症状が再発する
原因がわからない状態で手を加えても、ほとんどの場合すぐに不具合は再発してしまいます。
「原因はここで、こう直すのが正しい」とはっきりわかっていない場合は、自分で作業をしないようにしましょう。
原因となっている箇所以外を変に触ってしまうと症状が悪化する場合があります。
また、どう直すのかがはっきりわからない状態で作業した場合も、余計に症状が悪化する恐れがあります。
また、原因箇所がわかっても、修理するための部品、工具が店頭で見つからず手に入らない場合も、自分で修理しようとするのはやめましょう。
類似品で対応できる場合もありますが、多くの場合はサイズが合わず、症状も直らない上に部品代が無駄になってしまいます。
自分で修理しても何度も不具合が再発してしまう場合、修理方法が間違っているか、不具合のレベルが専門業者でないと手に負えない状態である事が多いです。
その場合も無理に修理しようとせず、専門業者に依頼しましょう。
修理ではなく取り付けの場合は、基本的に自分で行うような事はせず、業者に依頼するようにしましょう。
特に水回りに関する建具取り付けの場合、精密な作業が求められます。
自分で行うと水漏れを起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
また、水回り以外の取り付けも、取り付け自体はできてもミリ単位の調整までは難しいため、動きが固すぎたりガタガタになったりする場合があります。
サッシや網戸のような比較的簡単に交換できるものは、既存と全く同じものが購入できるのであれば自分で取り付けを行う事も可能です。
しかし、基本的に取り付けは専門業者に依頼するようにしましょう。
建具は非常に多くの種類があり、種類が変われば不具合の内容も違いますし修理方法も違います。
ですので自分で修理できる場合も確かにありますが、長く快適に使いたいのであれば専門業者に依頼した方が確実です。
建具の修理・取り付けが必要になった場合は、できるだけ業者に依頼するようにしましょう。